ソウル大学卒業後、梨花女子大学舞踊学科大学院へ入学。大学院単位取得後、日本で小説執筆に専念。92年5月22日、急性心筋炎のため、逝去。享年37歳。
弊社の礎と方向性を築いてくれた李良枝に敬意をこめて、ここに紹介いたします。
遺作『石の聲 完全版』講談社文芸文庫 出版記念
昨年に引き続き、2023年5月李良枝の遺作が発行されました。5月21日(日)に記念パーティが開催され、たくさんの方がお越しくださりヤンジを偲んでいただきました。ヤンジの姪の李亜が司会を務め、李亜と同じ日同じ病院で生まれたMimikoがジャズシンガーとして天空に歌声を響かせ、一橋大学院の文煕喆(ムン・ヒチョル)君のあたたかいメッセージ、次世代につなぐバトンがこの日渡された気がいたしました。是非ご覧ください。
「ことばの杖 李良枝エッセイ集」出版記念
没後30年、李良枝の命日である2022年5月22日「ことばの杖 李良枝エッセイ集」(新泉社)が発行されました。
出版を記念し、多くの友人や読者の方々が集ってくださり、舞踊、スピーチ、歌を披露してくださいました。
開催に向けての準備から当日の進行まで、多くの方々にたくさんの協力をいただきました。心から感謝いたします。
記念映像をぜひお楽しみください。(主催者:李 栄 李良枝妹)
李 良枝 (Yangji Lee) 27回忌の集い
「李良枝コーナー」は、多民族が活き活きと生活し今や韓流のメッカである新宿区大久保の屋上にある。
彼女が愛したモクレンの花が咲き誇る2018年5月、早27回忌を迎えた。
ご縁ある方々が昨日のことのように彼女について語り、歌い、踊った。サードアイの仕事仲間とともに貴重な一日をまとめた映像をご紹介します。
李良枝『ナビの舞う空』Yangji Lee Long Document より抜粋
文:中澤洋子氏 写真:荒木経惟氏 *LITERARY Switch 創刊号1991年発行
Yangji Lee Long Document (PDF, 320MB)
小説家
「あなたは知っていますか? 李良枝のことを」
20歳の手記から絶筆「石の聲」に至るまで、民族、家族、言語、芸術、舞踊など、様々な問題に立ち向かい、37歳で夭逝した李良枝の全文章を収録した決定版、全一巻。
ISBN 4-06-206132-5
講談社 (1993/05)
没後30年、37歳で亡くなった芥川賞作家の初エッセイ集。
日本と韓国のはざまを生き、ひとりの女性として自身を見つめる珠玉の文章。
大庭みな子との対談のほか、誌や資料も収録。
ISBN 978-4-7877-2200-3
新泉社 (2022/05)
日本と韓国—二つの「母国」の間で揺れ惑う個人の苦悩と葛藤を文学に
昇華した作家が未来に託した小説とエッセイ。巻末に年譜を収録 白水社
ISBN 978-4560094549
白水社 (2022/09)